
で、この本の感想です。
「とても読みやすくて、この感じ、この雰囲気、好きですね〜」
物語りや登場人物のキャラクターも含めて、村上春樹の作品(特に初期のころ)にも似た雰囲気があります。読みやすく、深く考える必要もなくサラッとしていて、しかし、ココロの深い部分に残る「何か」がありそうな・・・。
しかし! 一つ重要な部分で残念な点が。主人公=雫石が「女性」ということです。その部分でどうしてもある種の違和感を感じてしまいます。もうひとりの登場人物=楓(不思議な力を持った占い師の男、ゲイ)の視点で書かれていたらまた違った感想になったのかもしれません。そう言えば「女性作家作品」も「女性主人公作品」もあまり読んだ記憶がありません。「一人称視点」でそれが女性の場合、つまり「わたし」の視点で書かれた小説は、苦手なのかもしれません。
この「王国」、「2」「3」「4」と続編があるのですが、」今回は「1」で終わっときます。また、いつの日か、「そういえば、あの続き 読もかな〜」って思った時に「2」を手に取るつもりです。
大好きな「村上春樹作品」のハナシも、おいおい書き綴っていくつもりです、乞うご期待!!
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